(1)初心者こそ、プランニングが重要
ある日の体重計の数値にびっくりして、「あ〜、ダイエットしなくちゃ!」とか、会社の検診でメタボ注意が出たりしたことが、ランニングを始める動機になる人が多いようです。
ランニングをとりあえず始めたような方は、走りも適当になりがちです。そのため思ったよりもランニングってキツイなぁと思って、三日坊主に終わってしまう人も多いのではないでしょうか?
何事も続けることが大事なのですが、ランニングにおいてもプランニングはとても大切な作業になります。その為には自分の走力に合わせて順序だてて計画を立てましょう。
まずは足を慣らしていくところから、少しずつレベルアップさせていきます。走る喜びや楽しさは、だんだん得られるようになっていきますよ。あせらずにそれぞれのマイペースで、じっくり取り組んでいきましょう。
(2)とても大事なランニングフォーム
ランニングを始めようとする初心者の方に、重要なことは何でしょうか?初心者のランナーこそ、実はランニングフォームがとても大切なのです。
ランニングフォームの基本となるのは、肩甲骨・骨盤・丹田をポイントにした、体の使い方です。これらの部位はからだの中心的な位置にあるので、これらを軸にしたイメージでランニングフォームをつくっていくことになります。
つまりこの肩甲骨・骨盤・丹田を軸にして走ることで、フォームが安定し、効率的な体の使い方をすることが出来るということです。走る!ということで足を動かすことに注意が行きやすいですが、全身運動を意識することで、疲れにくくもなりますよ。
(3)初心者の人はウォーキングから始めるのも手
初心者の注意点として、日頃運動不足の方が多いです。そういう人は正しく走る基本的な筋力や持久力が不足しているので、すぐに疲れてしまうのは仕方のないことです。無理をするとケガの元にもなりますので、最初は散歩を楽しむくらいの気持ちでウォーキングから始めるのも良いでしょう。
しかしウォーキングもただ歩くのでは意味がありません。しっかりと正しい姿勢を保ちながら行うことが大切です。背中の肩甲骨を左右に大きく振るイメージで歩くことで、自然と骨盤が動くようになります。スムーズにできるようになると、足の動きが変わってきますよ。
しっかりしたウォーキングは、正しいランニングフォームをつくるための基礎になりますので、しっかりと取り組むようにしてください。
(4)ウォーキングに慣れてきたらランニングに挑戦
ウォーキングが無難にこなせるようになってきたら、こんどは本格的にランニングにとりくんでいくようにしましょう。このときも無理は禁物です。
まずはスピードや距離を気にしないで、マイペースで走ってみましょう。疲れたり、息苦しくなったらペースを落とすようにして、場合によってはウォーキングに戻しても全然問題ありません。続けていくことで、走れる距離や時間がだんだんと延びていくようになります。
もちろん、調子が悪かったり前日の疲れが残っていたら休養をとることも大事なことです。
ランニングは有酸素運動の優等生で、健康にとても良い対策のひとつです。無理せず長くつづけて、健康なからだ作りを頑張りましょう。